経営者と従業員とのすれ違いはマシュマロにもある。

マシュマロ実験をご存知でしょうか？村上です。 

＠鷺沼発マネーコンサルティングスラッシュオー兼資産バランスプロジェクト

 今回は経営者向けエントリーとなっております。 

※ほかの記事も読みたいという方は、https://note.com/moneyconsulting

こちらもお読みください。 

目次 

マシュマロ実験 

おいおい村上君。なんのためにマシュマロの話をしてるんだい？ 

もう深くはいいません！

マシュマロ実験

◆マシュマロ実験とは？ 
マシュマロ実験は1960年代後半から1970年代前半にかけてスタンフォード大学の心理学者・ウォルター・ミシェル氏が実施したもので、マシュマロを使って子どもたちの自制心と将来の社会的成果の関連性を測ることを目的としていました。
 スタンフォード大学で行われたマシュマロ実験には4歳の子どもたち186人が被験者として参加し、子どもたちは一人ずつ、マシュマロ1個と机とイスだけがある部屋に通されました。
実験者は「私が帰ってくるまでの15分の間、マシュマロを食べるのをがまんしたら、マシュマロをもう1つあげる」と子どもたちに告げて部屋を去り、その後の子どもたちの行動を観察。
その結果、実験者が戻ってくるまでがまんをし通して2個目のマシュマロを手に入れた子どもは3分の1ほどで、追跡調査の結果、マシュマロを食べなかったグループは後の人生で優秀だと評価されたことが判明しました。

これは、目先の報酬と先々の更なる報酬を比較して、「自制心」により先々の更なる報酬を選べる人は後に優秀になるよねって事を証明した実験です。

実はこの後2018年5月25日にニューヨーク大学のテイラー・ワッツ氏とカリフォルニア大学アーバイン校のグレッグ・ダンカン氏、ホアナン・カーン氏より発表された研究は、マシュマロ実験の結果を「限定的だ」とする内容となっています。

 内容を買い摘みますと、2個目のマシュマロが得られるかどうかは、大部分が「子どもの社会的・経済的背景」に左右されるということ、そして自制心ではなく社会的・経済的背景が、長期的にみた子どもの成功のカギとなっていることが示されました。

そのことから考えられたことは、 

• 貧しい家庭の子どもは将来への保障が裕福な家庭の子どもに比べて少ないため、2個目のマシュマロを得るためのモチベーションを得にくい。
•  貧しい家庭の子どもは「今日食べ物があっても明日はないかもしれない」という可能性が常にあり、経済的な理由から「買ってあげる」いう約束が破られることがある。
•  裕福な両親を持つ子どもは経験から「大人は食べ物を所有するだけのリソースと経済的な安定性を持っている」ということを知っているため、「喜びを先延ばしする」ということ

ちょっと嫌われそうな事書いてますね💦私の意見ではなく論文なんで許してねm(__)m 

※約束を破るデメリットは今回話題にしません。

おいおい村上君。なんのためにマシュマロの話をしてるんだい？

怒られそうなので・・・なんでマシュマロ実験なんてものをながながと説明したかと言いますと、以前のブログで物事は球であるということを書きました。

今回は経営者向けエントリーですので、前回のを軽く書き直すと

 物事は球である。イメージは地球儀。

日本側から見てる人と、アメリカ側から見てる人はそもそも見えてるものが違う。

会社で言うと、自分を見てる人・部課を見てる人・会社全体を見てる人・業界全体を見てる人で切り口が異なるって話だったのです。

今回のマシュマロ実験では、新しい切り口として「時間」がありますよってお話しをしたかったのです。

これ、得てして経営者も忘れています。 証券営業に何か良いのない？ って聞きませんか。

すると証券営業はすぐ結論が出そうなものか、ノルマになってる商品をオススメする。でも本来は、営業側が時間軸を聞くべきなんですよね～ 

 ま、余談は置いておいて・・

もう深くはいいません！

経営者の方々は、これをやってほしいと従業員に言う立場であると思います。

私も良く会社の「5カ年計画」とかを聞かされました(笑)

しかし、課長クラスであったり、平社員の時はそうも言ってられないのです💦だって、自分自身は毎年評価されるし、日々ノルマはありますしねぇ・・・ 

で、「5カ年計画」は無事無視され、無いかのように扱われるという次第なわけです。

そして、証券マンだった私は取引先の社長から「従業員が言う事を聞かなくて・・・」と聞かされるわけです(笑)

これでは意味がないので、時間軸の優先度合いを表示し続けることや言い続けることが解決に近づくコツかと思っています。 また社長同じこと言ってるよ・・・ それが結局一番伝わる方法かもしれません！

そんな私どもに資産・運用・保険・コンサルの相談したい方や村上にひとまず会ってみたいという方は下記連絡先までご一報くだされば幸いです。 

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