柔軟性がない理由
寅さんへのお手紙。時代も変わり「女もつらいよ」です。またお会いしたいです。村上拝
@鷺沼発マネーコンサルティングスラッシュオー兼資産バランスプロジェクト
さて、金融営業ってどうしてこうも柔軟性がないの?って思いませんか。
その答えは歴史にあります。
護送船団方式とは・・・例えば銀行は預金業務ができるが、株式の販売はできない。一方、証券会社は株式の販売はできるが、預金業務はできない。このように、業務を規制することで金融関係の会社が大手、中小ともみんなでなかよく業務をしていく政策のことを護送船団方式と言う。
参考:経済用語基礎辞典
ま、金融機関潰れちゃこまるから差がつきすぎないようやって行きましょう。という決まりですね。
しかし、これじゃ国際競争力なくなってきた・・バブル崩壊したし・・ということで
金融ビックバンが起こります。
これは、お客さまに関係することですと
Free(市場原理が機能する自由な市場)・・・
1.新しい活力の導入(銀行・証券・保険分野への参入促進)
2.幅広いニーズに応える商品・サービス(長短分離などに基づく商品規制の撤廃、証券・銀行の取扱業務の拡大)
Fair(透明で信頼できる市場)・・・
1.自己責任原則の確立のために十分な情報提供とルールの明確化(ディスクロージャーの充実・徹底)
Global (国際的で時代を先取りする市場に)
そう、Free・Fair・Globalの三原則ではじまりました。
んでですね、銀行が保険や投資信託売ったりするようになってきたわけです。 すると、監督するところも一つになっているといいですよね?
しかし監督局銀行第一課・銀行第二課・監督局銀行第二課協同組織金融室・監督局保険課監督局証券課と別れています。これは、怖いからこれ以上触れません💦
実際の現場の話に戻しましょう。
証券会社で積極的に保険を販売するようになったのは、2004年くらいじゃないかぁと記憶しています。 では、どういう人に販売していたか? 株や投資信託で手数料稼げなくなった人に販売していました・・・・ま、当たり前っちゃー当たり前なんですが、本来株や投信の売買で稼いでるわけですから、保険になったら資金がロックしてしましますからねぇ。
んで、保険会社でも投資信託を販売する部門ができました。ほとんどが上手く行っていません。なぜかと言うと、保険はある種売りっぱなしな部分があるからです。今日と明日の価格がそんなに変わることはないわけですよ。んで、仮に理屈がわかったところで仕入れる情報量も今までの知識もFPとかの資格でカバーできるようなことではない。するとね、保険に入れない人や保険に入る理屈がつけられない人に販売することになる。ある程度知識がない方なら、外貨建て保険で良いわけですから。
銀行は・・・察してください(笑)
簡単ですが、そんな歴史と監督の問題もあり、証券会社が株の手数料捨ててお客さまの為に保険を販売するニードも、保険会社が保険を販売できるのに、手間かかる投資信託を販売するニードもないわけです。
だから、金融は柔軟性に欠けるわけです。
良いところとしては、IFAの今後に期待したいですね。今は玉石混交ですが、トータルで考えるところもでてくるはずです。
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