闇営業より深い闇

た～まご～をわって～キミをくず～すよ～そ～れだけでぇいぃぃぃい。スクランブルエッグを作りました村上です。by平井堅

＠鷺沼発マネーコンサルティングスラッシュオー兼資産バランスプロジェクト

さて、闇営業問題が少し落ち着いてきたころ村上情報局に「吉本の交通費なくなる！」と言う情報が入ってきました。

え！？交通費出てたの？？？

が正直な感想です。

もっとブラックな業界あるじゃん。そうかんぽ生命含む保険業界です。併せて証券とも比較してみましょう。

まずは、雇用形態を見てみよう。

吉本興業は、タレントを雇用契約に基づく労働者としてではなく、 「専属マネジメント契約」を結び、タレントを個人事業主として扱う契約形態を使っています。

保険会社は、委託契約を結んで、「個人事業主」として働くことになります。

証券会社は、正社員です。

※もちろん若干の例外はあります。

次に収入ですね。

わかりやすい証券会社は、基本給+残業代+ボーナスで収入が決まります。

別に、沢山仲介手数料を稼いだからと言って、出世→収入UPはあっても、直接的な収入は変わりません。

次に吉本興業。これは、会社への貢献度などによって、単価が違うようです。当然有名なさんまさんや、松本人志さんは高いみたいですね。ただ、売上に対してどのくらい収入に繁栄しているかがわからない模様。（今後明確にしていくみたいです。）

※収入は番組が続く限りもらえる。

最後に保険会社。こちらも商品によって、割合が違います。終身保険＝年間保険料×40％みたいな感じですね。カケステの保険の方が、年間保険料は下がりますが、割合は高い傾向にあります。

※基本手数料は契約から1年間だけです。会社との契約により、手数料の1％程度が5年もらえたりしますが、数百円とかの話です。

次に罰金。

証券会社は、よっぽどの怠慢のミスでない限り自分が支払うことはほぼありません。法令違反とかは、また別の話。

吉本興業は、番組やCMを自己のスキャンダルなどで取り直しとか起こると違約金が発生します。

※吉本ではないですが、沢尻さんみたいな感じね。

保険会社は、3年以内に解約されると戻入と言って、もらった手数料返してね！という制度があります。別に自分の落ち度とかは、関係ないです。あと、辞めちゃうと返す必要ない事が多いです。

そして、営業。

証券会社は社員ですので、交通費は全支給です。会社が認めれば接待費も落ちます。

吉本興業は、今回分かった交通費は全支給。恐らく接待費は自分持ちでしょう。

保険会社は、交通費、接待費、会社で使う電話まで自費です。

では、お客さま。これが今回の闇営業に繋がります。

証券会社は、会社のお客さまです。手紙から交通費まで全部会社持ちですから、ある意味当然ですね。

吉本興業は、それこそ〇〇テレビがお客さまというより、テレビの企画単位（番組単位・営業単位）でお客さまという認識です。自分で仕事取ってきても、吉本興業が仕事をとっても、お金は一旦会社を経由するというだけ。自分で営業した仕事の収入増やしたいなら、極楽とんぼの加藤さんのように全部仕事は自分でとってね！となりましたね。

保険会社は、実はややこしく、自分で契約したお客さまと会社から紹介されるお客さまが居ます。この二つの契約の収入はどちらからでも同じ。問題は！過去契約をお預かりしていて、もう担当者が退職してしまったお客さま（過去契約）です。

1年だけ、研修のつもりでお世話になった国内生保の上司との会話を例にします。

上司　「村上さん。過去契約を300件担当してください。尚、1年に一度契約確認をしないといけませんので、全部訪問してください。」

村上　「訪問するのは良いですが、交通費はどうなりますか？」

上司　「それは個人事業主なんですから、自分で出してください。」

村上　「あ！そうなんですね。それならば、過去の契約のお客さまは他の人に担当してもらってください。個人事業主ですから！」

上司　「それは、当社の社員としての自覚がないのではないですか怒」

村上　「え！？個人事業主なんですか？社員なんですか？」

という会話をしました。これは、いじわるをしたい訳ではないのです。

むしろ、会社の方針として行くのに交通費が出るのが当たり前だと思っていたのです。

ってか、法律上もそうだし。1～2件ならまだしも、300件は時間も交通費も相当使うから事業主としては死活問題です。あの吉本でさえ、深夜までの番組はタクシー代だ出るのに(笑)

もう一つ闇営業につながるのが副業です。

吉本は、会社通してね～になりましたね。

証券会社は、副業は原則認められていません。（最近日興SMBCが条件付きでの許可を出しましたが不安です。）顧客資産のかなりの情報を持っていますから、当然ですね。

保険会社も一応金融機関ですので、原則禁止です。（代理店は様々です。）

と言っても、皆さまご存知の通り結構夜働いている方も多いです。

さて、話を戻しますと

交通費も出ており、ある種副業もOKである吉本芸人でさえ大変な時代です。

交通費出ない、副業も禁止。でも過去の契約のお客さまを回らないといけない保険会社の外交員さんは、どうするのが一番でしょうね？

すぐに回答はでませんが私は、かんぽ生命の問題は起こるべくして起こったと思っています。

お金は大切なものですから、大手の金融機関がお客さまからも働く人からも信用できる社会にしていきたいですね。

※証券会社の闇は長くなるのと、知りすぎてるので聞かれたら答えます(笑)

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